はかなきクロワッサン。
そう。
議題はクロワッサンである。
これ、実はクッションである。
その昔、まだぶーとサリーと出会う前。
彼女に連れられて猫カフェに行った時の話である。
毛がない種類の猫がこのクロワッサンに抱かれてスヤスヤ。
それはもう気持ち良さそうにサービス精神のかけらもないくらい寝ていたのである。
こちらとしては、お金を払って猫と戯れにきているのであって、
そんなに気持ち良さそうに寝られると
「かわいいのぅ。」と思わずにはいられないのだ。
それにしてもぬくぬくとよく寝る。
まぁ、毛もないししょうがないのかな、よしよしと思っていたのを
ふと思い出し、みんな大好きIKEA、まちがいニトリで購入した。
ちなみに、連れは家の景観を損ねるとものすごい反対だったのだが
反対を押し切るように、こっそりレジに運んだものである。
本能で目を合わてはいけないと感じたのはいい思い出だ。
思い出もそこそこに、このクロワッサン。
1ミリも使う気配がないのである。
こちとら気を使って、枕にしたら加齢臭ついちゃうかしらと思い
使うのを遠慮しているのだが、だがしかしである。
まぁ、クッションの一つや二つ、使おうが使わまいが、悲しくはないのだ。
ただ、彼女の「ほらね」顔が目に焼き付いて離れない。
そんな1日を今日も過ごしたのであった。